消防訓練をやるとき、ついでに古くなった消火器を回収している。
一般のご家庭用、つまり住宅用の消火器は使用期限が5年てことになっている。
5年なんてあっという間。
それどころか30年モノ、40年モノなんてのもざらに出てくるのが、住宅用消火器回収のオモシロいところ。
先日の訓練でも、一体どこにこんな消火器が眠っていたのかというような、レア感いっぱいの消火器が次々に持ち込まれた。

脱皮しかけているやつ。

安全ピンが黄色じゃないやつら。

見なれぬホースの形状、さらに自立しない丸底型。

倒すと出る泡消火器。(倒してしまった)
これらの消火器はことごとく古い。
今回一番古かったのは、最後の泡消火器。
前年の東京オリンピック熱も冷めやらぬ、1965年。
半世紀以上も前の消火器だ。
いやもうホント、どこに置いてあったんだよこんなやつ。
行き場のない古い消火器を処分する。
これも我々の使命なんじゃないだろうか。
【あわせて読みたい、使命の話】
私が「古い消火器を回収したあとに新品を買わせようとする」本当の理由