髪、切った?
美容院でカットしたあとは、多少なりとも変化に気付いてほしい!
そんな女性の意見をよく見聞きする。
髪に限らず、なんかしらの小さな変化に気づいてくれるということは、興味・関心の表れ。
自分に興味を持ってくれているというのは嬉しいものだ。
ところで
非常口マークに興味はおありだろうか。

おなじみの非常口マーク。
え?
あんまり気にしたことがない?
そういうことじゃモテませんよ、あなた。
非常口マークだってときどき変化するのよ。
壊れたり、古くなったりしたら取り替えるのよ。
そうしたら、その変化に気づいてほしいの。
変わったのよ

大きさは約12分の1に。
めったに壊れるもんじゃないので、交換のタイミングはなかなか来ない。
メーカーさん的には10年ぐらいを想定しているようだけど、20年やそこいら平気で長生きするものもある。
人の命がかかっているものは、ちょっとした流行りですぐにリニューアルすることはない。
しかし、照明業界は1990年代に青色LEDが発明されてからの変革はすさまじかった。
蛍光灯はあっという間にLED化。
当然ながら、それまで蛍光灯に頼り切っていた非常口マークもLED化が進んだ。
なにしろ、長持ちするうえに電気代も安い。
そして小型化できる。
変化のポイント
というわけで、久しぶりに非常口マークを取り替えると、ずいぶん様変わりしてしまう。
あの大きなスペースに、たったこれだけ?ってなくらい小さなものが設置されることになってしまう。
小型化したって性能は同程度。
ちゃんと働いてくれることには変わりがない。
だけどなんだろう、この違和感は。
小型化した非常口マークの周辺の不自然なスペース。
違和感の原因はこれだ。
大型の非常口マークを取り外し、12分の1の大きさのマークに取り替える。
大きさの差は埋めようがない。
いや、自然に埋めようと思えば埋められるんだけど、そうすると壁紙をやり直すとかいう大掛かりなことになる。
金がかかる。
というわけで、非常口マークを小型化したあとはたいていリニューアルプレートと呼ばれる板で取り繕われる。
この変化に気づくあなたは、よっぽど非常口マークに興味があるのだろう。
きっとモテる人に違いない(誰に)。
【ついでに読みたい、変わらない味わい】
どれだけ時代が激変しても、変えない・変わらないものにはよさがある