まったくもうなにが人の琴線に触れるのやら、わかんないもんである。
耐震補強
地震大国ニッポン、特に昨今の多発する巨大地震に対応して耐震補強工事はずいぶんとメジャーになった。
古すぎる建物ならいっそ解体、新築という手もあるのだが、中途半端に古びた建物にはあからさまな後付け工事が施される。
そのあからさまぶりは私もなんとなく気になっていた。

あからさまな後付け例。
これは大分税務署の庁舎。
内部に設置されている消防設備を見てもわかるが、建物はかなり古い。
かと言って立て直すほどの予算はなかったようだ。
ガッツリ後付け工事を施されている。
‥‥言われてみればこの鉄骨ぶり、なかなかいいかも。
鉄骨はいい。
鉄骨はカッコいい。
なにを隠そう私は、ビルの外階段が好きだ。
それも外壁に溶け込んだやつじゃなくて、いかにも後付けっぽい鉄骨の階段。
いや、階段が後付けって、そんなことないと思うけど。

こういうのじゃなくて、

こういうモロに鉄のやつが好き。
いいなぁ、鉄骨。
この際だからハッキリ言うけど、鉄骨が好きだ。
後付けみたいな外階段が好きだ。
これだけ堂々と耐震補強について語る人がいるのだ。
私だってこれからは後付け外階段について語ろう。
写真もコレクションしよう。
好みに遠慮なんていらないのだ。