日本で最初に消火活動をしたのは誰か?
それは4世紀までさかのぼるようです。
もっとハッキリ言うと、ヤマトタケルノミコトの東国征討のときです。
防災機器の総合メーカーであるヤマトプロテック株式会社のサイトに、こんな記載が。
日本神話の英雄、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)のことはご存知かと思います。この日本武尊が相模の国で敵の野火に囲まれたとき、「草薙の剣(クサナギノツルギ)」を振るって草むらをなぎ倒して危機を脱出したという記述が古事記や日本書紀に記されています。これが消火活動の第一号です。
そう言われてみれば、確かにこれは延焼防止の消火活動ではないですか。
古事記や日本書紀の記述が真実なのかどうかはともかく、これが消火活動だと気づくマニアックさに恐れ入ります。
さすがは国内消火器シェアNo.1のヤマトプロテック。
さらにヤマトプロテックは、火災の第1号をコノハナノサクヤビメの出産時としています。
ひと晩で懐妊という不自然な妊娠をしたばっかりに、夫から不倫を疑われるコノハナノサクヤビメ。自分の潔白を証明するため、「実子ならどんなことがあっても無事に産める!」と宣言して産屋に放火するのです。
時代的に見て100%木造であろう産屋の延焼という、なんとも過酷な条件で、彼女は無事に3人の子どもを出産します。
母は強しと言いますが、なんとも過激なエピソードです。
でも、ちょっと待ってくださいよ。
これって「火災の第1号」と同時に、「放火の第1号」でもあるわけで!
さすがに防災機器メーカーとしては、その部分にふれるわけにもいかなかったようです。
それからというもの、出火原因の第1位はいつも放火であるということになったとさ。
というわけじゃないけど、「歴史は繰り返す」という言葉が頭に浮かぶのは否めませんですな。
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