幼児から小学生ぐらいまでの子どもを持つ保護者のみなさま。
裏返しに脱がれた洗濯物との戦いに明け暮れている保護者のみなさま。
戦いはまだまだ終わりそうにないけれど、今日も図太くがんばりましょう。
攻防の果に
スルッと裏返しに脱ぐ彼らと、洗濯物を干して取りこむ保護者。
両者の攻防は果てしない。
わが家では主にオトーサンが図太くなり、完全に裏返っていようが中途半端に裏返っていようが、果てはズボンとパンツの重ね脱ぎだろうがそのままの状態で干すようになった。
当然ながら乾きは悪い。すこぶる悪い。
乾燥した風の吹く快晴であっても生乾きだ。
そして図太くなったオトーサンは、生乾きをそのまま取りこむ。
気づきの環境を作る
この塩対応が期待しているのは、生乾き→気持ち悪い→気づき→反省→改善である。
一度や二度、生乾きの気持ち悪さを味わえば、そこから「どうすれば乾いた服を着られるか」に考えが巡るのではないか。
自ら気づいてしまえばあとは早い。
「ちゃんと干してよ」と要求するよりも、自分の脱ぎ方を変えるほうが簡単。
そこに気づけばあとは早い。
われわれ保護者が口うるさく「ちゃんと脱ぎなさい」と言わなくてもいい。
気づきを得る環境さえ作ってやればいいのだ。
ところが
ところが。
ところが、だ。
敵は想像以上に手ごわかった。

裏返しのまま着用に及ぶ(さらに後ろ前)。
末っ子のTシャツは、裏返しに脱がれ、裏返しのまま洗われ、裏返しのまま干され、裏返しのまま取りこまれ、そして再び裏返しのまま着られていた。
ちょ、なにこれ?
輪廻転生?
つかさ、その状態で着てて気持ち悪くないの?
平気な理由
どうやら末っ子、これで特に不便はないらしい。
そうだ。
末っ子の服はたいてい柔らかく、比較的ゆったりとしている。
だから、後ろと前の区別はあまり影響がないようだ。
まして裏表など。
そして着替えのときにはこれをスルッと脱ぐ。
つまり、裏返しのものをスルッと脱ぐ→自動的に表になる。
ここがポイントだったのだ。
ちなみに靴下もこれ。
つまり、末っ子の「スルッと脱ぐ」方式ならば、2回に1回はマトモに表向きになるというわけ。
打率5割。
充分すぎるじゃない?
なにか問題でも?
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