手描きPOPに惹かれることはありませんか。
上手なわけでもないのにちょっとクスッとさせられる。
お店の人が自ら描いたイラストと文字から、ジワジワとうま味が滲み出てくる。
そんな手描きPOPと出会った。
ダイソーで。
店長イチオシ商品
台所用品コーナーの、スライサーのところにこんなPOPが。
ついにダイソーもスタッフの個性を推してきたようだね。
両刀でクロメがすりやすい!
大分市内のダイソーで見かけたPOPであるが、この内容はいかにも大分らしい。
地元のお客さんの生活に密着しているPOPと言える。
「クロメ」とはなにか
クロメというのは大分県佐賀関で採れる海藻の一種だ。
隣の宮崎県では知られていないし、大分県民でさえ知らない人がいるというマイナーな特産物。
コンブみたいなやつで、刻んでかき混ぜると強力なネバネバが大量に発生するというキワモノである。
好きな人は好き、キライな人はとことんキライという、好みが両極端に分かれるやつだ。
海から採ってきたビロビロのクロメをぐるぐるっと巻いて棒状にし、ほどけないように竹串を刺して留める。という状態で販売されているのをよく見かける。
それをスライサーで細切りにするということなのだろう。
クロメのこと、あんまり好きじゃないからよく知らないのだ。ごめん。
概要だけでいいからもう少し知りたい人は、こちらをどうぞ。
ごくシンプルなサイトなので、30秒もあればクロメの基本がわかるはず。
【参考サイト】故郷に残したい食材/くろめ
まぎらわしい
さて。
クロメはマイナーな特産物なので、県外ではほとんど知られていない。
知られていないから名前も覚えにくいらしい。
「シロメかクロメか思い出せなくなりそうですが、がんばって覚えておきます!」 って言った人がいたよ。
白目か黒目か。
なんたるややこしさ。
ここであえて注釈を入れないのが私流。
「シロメだっけ?クロメだっけ?ひょっとしてアカメ?」みたいな混乱の可能性を残しておきたいじゃないか。ウッヒッヒ。
なんならもっと、色に関する名前の付いた海藻を探してきて提案したいくらいだ。