湯の街・別府
本日はここ、別府鉄輪(かんなわ)のひょうたん温泉へ。
ゆったりお湯に浸かりに行ったのではないよ。
共同浴場という事業所として、年に2回実施する消防訓練のために行ったのだ。

約30名のスタッフさん全員が参加。
施設整備のため臨時休業するこのタイミングで、スタッフさん全員が参加する消防訓練を行ったというわけ。(2018/6/11〜15の間は休業)
どうせやるなら消防を含んだ防災訓練にしちゃいましょう!という提案で、震度6強の地震発生も盛り込んだ。
想像力と演技力
さすが、ふだんから不特定多数のお客さんを相手にしている温泉施設。
定期的な訓練も実施しているので、イザというときの対応がちゃんと決まっていて素早い!
それぞれがトランシーバー片手に、施設内に残ったお客さんを誘導して外へ出てくる。
そしてみなさん、演技がかなり本格的。
トランシーバーから聞こえてくる現場の声は、聞いてるこっちに緊張が走るほど。

熊本地震でも使用したという、一番外側の広い駐車場が避難場所。
まだ起こっていないことに備えるとき、頼りになるのは想像力。
よりリアルにやるのなら、演技力もいる。
恥ずかしいとかバカバカしいとか言ってたら、備えなんてできないのだ。
ハダカで避難?
ところで。
温泉にのんびり浸かっているときに震度6強!なんつって災害が発生したら、いったいどうしたらいいんだろうか。
なにしろ温泉だ。
こっちはスッ裸である。
女湯ともなれば、入り組んだ迷路のようなつくりになっている。
不慣れな場所でスッポンポン。
とりあえず硬直だろう。
でもご安心!
施設側にはちゃんとプランがある。
スッポンポンで硬直しているお客さんに、浴衣やバスタオルを着せかけて避難誘導するのだ。

緊急時、お客さんに着せかけるための浴衣。
ふだんでも、うっかり湯あたりして具合が悪くなったお客さんがいると、スタッフさんが素早く浴衣を手に現場に走るのだそうだ。
必要があれば救急車を呼び、車寄せの場所も決まっている。
ナルホド!そういうことなのね!
それを聞いて安心したよ。