テープを使って製本する
せっかく作り上げた書類、体裁をよくするために製本テープを使って仕上げる場合がある。
製本テープを使った製本には、見栄えだけでなく、ページ差し替えの改ざん防止や割り印の回数を減らすといったメリットもある。
ところがこの製本テープはコピー用紙と相性がいいのか悪いのか、一度貼ったらそれっきり。
ソーッとはがしてやり直しというのがまるでできない。
失敗したら最後、テープにまみれたページを新しく印刷しなおして仕切直さなければならないのだ。
まったくもって忌々しい。
「製本テープが曲がっちゃった!」
「テープにシワができてしまう!」
そんなイライラする製本はもうやめだ!
製本の手順
一般的な製本の手順は以下のとおり。
①書類をホッチキス留めする。
②テープの剥離紙を半分だけはがす。
③書類をテープの粘着面に合わせて貼る。
④テープに折り目をつけ、残りの剥離紙をはがして書類の反対側に貼る。
私がふだん手掛けるのは、消防設備点検結果報告書という数ページから数十ページにわたる書類。
契約書のように厳密ではないので、両端のテープに切り込みを入れて包む形にする「袋とじ」はやらないのだけど、手順③と④がキモになるのは同じである。
ものさしをご用意ください
今日は、年間3,000冊の報告書を10年やってきた事務屋が編み出した、ヨレず曲がらず一発で決まる!製本テープの貼り方をご紹介したい。

使うのは、製本テープ・ホッチキス・ハサミ。そして、ものさし。

愛用の製本テープ「ブンボックス」。必要な長さに適宜カットして使うタイプ。
キレイに貼りたい!
まとめ
①書類をホッチキス留めする。
②テープの剥離紙を半分だけはがす。
③書類をテープの粘着面に合わせて貼る。
④テープに折り目をつけ、残りの剥離紙をはがして書類の反対側に貼る。
書類と製本テープの位置を決めるところが肝心なので、手順③でものさしで書類を浮かせといて微調整する。
テープがヨレてシワになりがちな手順④は、ものさしを使うことで均等に貼りつけることができる。
いかがだろうか。
これであなたも契約書美人になることだろう。
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