心臓マッサージのルールがよくわかんない人へ、雑だけどよくわかる説明

救急講習で習ったアレ、覚えてる?

心臓が止まると、脳は15秒以内に意識を失う。
3~4分以上たつと回復がヤバくなる。

だから胸骨圧迫とか人工呼吸とかで、ストップしちゃった心臓と呼吸の動きを助けるわけ。

で、説明されるのがこれ。

胸骨圧迫は、胸が5cm沈むほどの強さで、1分間に100回のテンポで30回。
続く人口呼吸は、1秒かけて1回息を吹きこむのを2回続ける。

そんなの覚えてられるか!
とっさのときに思い出せんわ!

胸骨圧迫とは

毎度おなじみの、雑な説明をする。

心臓というのは要するにポンプだ。
血液を体中に送っているポンプ。

素晴らしいことにこのポンプは、生まれる前からオートで動いている。
ところがなんかの拍子に止まっちゃうこともある。
それが心停止。

自動機能が止まったときは手動に切り替えるのがマシーンの常套手段。
この場合も同じである。

手動ポンプ。

心臓を直接モミモミして血液をグイグイ送ってやれればいいのだが、そうもいかない。
だから外から圧迫して心臓を動かす。
これが胸骨圧迫。

肋骨に包まれた心臓を外側から押すので、生半可なプッシュでは心臓まで届かない。
ゆえに「胸が5cmほど沈む程度」押すことになっている。

テンポとかリズムとか

一般的な心拍数は、1分間に60~70回。
ただし、これは安静にしているときの数。

心臓が止まってるんだから、ここはガンガン血液を送り出したいところ。
したがっていつもより早めに、ということになる。
それが「1分間に100回」。

120回なんて記載もあるくらいだから、だいたいフツーの倍と考えていい。
自分の脈を試してみて、それに裏拍を追加して倍のテンポをご確認あれ。

ちなみにリズムだが、速かったり遅かったり、気まぐれにリズムが乱れるのがいいか悪いか、ちょっと考えればお分かりだろう。

人工呼吸

人工呼吸については、現在のガイドラインでも「口対口の人工呼吸がためらわれる場合には省略し、胸骨圧迫を続ける」と謳われている。

顔面や口から出血している場合には感染症を考慮せねばなるまい。
それ以前に、見知らぬ人にはやっぱちょっとイヤじゃん。

人工呼吸すべき!?寝ゲロで心肺停止した酒臭いオッサンを発見したとき 

このさいだから、人工呼吸は捨てよう。

まとめ

胸骨圧迫は、自動運転が利かなくなったポンプを手動運転に切り替えること。

外側からのプッシュは思ったよりも届かない。
手動運転で動かせるのは通常運転の約3割。
だから強く

血液をグイグイ巡らせたいので、テンポは速く
通常運転の倍で。

リズムは一定。
そもそも心臓は、死ぬまで途切れることなく規則的に動いている。

いつも雑な会社

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