
夫が読んでいる本はいつもこんなのばっかり。
食事中の抜き打ちテスト
食事中に夫が瞑想していた。
指先が意味深かげにに動いている。
急にカッと目を見開き、娘に問いかける。
「この家族5人の中で、年齢が素数の人は何人いるでしょうかっ」
このときのわが家のメンバーの年齢は、
41歳・37歳・13歳・9歳・4歳
である。
つまり、年齢が素数なのは3人。
夫の萌えポイント
1から100までの素数は25個。
全体の25%が素数なのである。
素数は25%しかしかないのに、うちの家族は5人のうち3人が素数年齢なのだ。
60%である。
すごくない!?
というのが夫の萌えポイントであるらしい。
止まらない素数萌え
というくだりがあってのタイトル発言なのである。
「自分の年齢が素数って、うれしくない?」
マッタク意味が分かりませんな。
「あぁっ!来年はもう年齢が素数じゃないんだぁ!」ともだえる夫。
マッタク意味が分かりませんな。
素数の魅力は、こちらの思惑通りに出現しない、出現を数式で表せない、そんな「掴めそうなのに掴めない」ところ。
であるらしい。
「素数はツンデレだ!」と言う夫。
ツンデレの魅力なら理解できなくもない。
理数なふたり
理数系の人にしばしばみられる素数萌え。
数字が好きな夫も例外ではなく、素数が好きである。
わが娘に似たような感性を感じている夫は、ずいぶん早いうちに彼女に素数を教えこんだ。
娘の数学的センスを見抜いた夫の目に間違いはなかったようで、娘は気持ち悪いほどスンナリと素数をマスターした。
それからというもの、夫は、自分の仕入れたネタを元に娘へさまざまな問題を出し続けている。
はっきり分かれるふたり
わが子に自分のお得意分野で教育ができるなんて、夫は幸せである。
私だってそんな教育をしてみたい。
だけど娘は理数系。
私の古典文学の知識は、いまだ使い道がないままである。
子どもが持って帰る学校のテスト問題集。
夫が手に取ってトライしてみるのは数学と理科。
私が興味をもって取り組んでみるのは国語と英語。
お互いに、相手の分野はまるっきり興味なしである。
数字関係はバッチリの会社
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