前回までのあらすじ
夏休みのキッズに大ウケするズブ濡れイベントを開発中なので、一緒に遊んでみたい人を募集した。
キッズにはキッズを
子ども向けの遊びを開発するのなら、一緒に遊ぶのは子どもが適任に決まってる。
そうだ、わが子にやらせよう。
おりしも夏休みが始まったばっかり。
水鉄砲のマト当てゲームなんて言ったら大喜びでやってくるに違いない。
というわけで我が家の男子ズを招集。
公園に水消火器を持ち込む。
マトは、よくしなる棒の先にひもでつるした風船。
風に乗ってふわんふわんと揺れ動く風船をめがけて水鉄砲を、いやいや、消火器の水を発射するのだ。

マト係は、水のとばっちりをくう覚悟で。
さすがは消防訓練屋の子。
消火器の使い方はお手のもの。
なんの躊躇も迷いもなく、的確に当ててくる。

狙いも正確。
消火器の水は勢いがいいので、風船に当たるとズバッと気持ちいい音がする。
この日は風が強かったので当てるだけにとどめたが、うまく命中したら風船が外れるようにしたいところ。
飛び入り参加者
猛暑の昼下がりとはいえ、公園なのでチラホラと人がいる。
自転車に乗った少年が通りかかったので(最初の写真の右端に写ってる)ちょっと誘ったら乗ってきた。
「知らない人についていかない」と教育されてるはずの小学生も、珍しい水遊びの誘惑にはかなわない。
あっという間に仲間入り。
余談だが、こんなオモシロいふれあいが不審者の3文字で禁止されるなんて、なんて殺伐とした世の中だろうか。
さて。
飛び入り男子、聞けば小学1年生と言う。
わが末っ子と同じ年なので、こちらにも親近感がわく。
わが家の男子ズ(夫含む)と飛び入り男子。
男ばっかりで水遊びしているうち、だんだん水のかけっこになる。
飛び入り男子もすっかりなじんで、相手はよそのオトーサンだというのに遠慮なく水をブッ放す。
末っ子はすでに全身ズブ濡れ。バー・ムスコは逃げまくる。

マトなんか見向きもしなくなった。
検証の結果
キッズ向けのズブ濡れイベント、検証の結果わかったのは以下の3つ。
・マトに当てるだけでなく、なにかを達成する仕組みがほしい
・次々に消費される水消火器の補充が間に合わない
・男子はほっとけば勝手に遊ぶ
・遊んでるうちに消火器の扱いに慣れちゃう
・ピンの戻し方もマスターしちゃう