子連れ旅行
子ども連れで旅行をするとき、私が一番気にするのはコドモズが発する音である。
3人いれば3人分の音が出る。
しかも旅行で浮足立ち、興奮気味の状態。
昼間の行楽地ならいいが、夜の宿泊先では音が気になる。
夜を迎えて、コドモズの興奮度はますます高まる。
もう抑えられない。
コドモまみれの生活で麻痺いる私にとってはちょっとウルサイぐらいの騒ぎだが、他人様にとってはどうだろうか。
【子育てあるある・マヒする感覚】
その感覚、大丈夫!?知らず知らずのうちにマヒしているウンコ意識
だから、家族旅行のお宿はバンガローとか離れとかが望ましい。
我が家の厳しい検索条件に引っかかる数少ない宿泊先に、いつも感謝している。
解決する問題と新たな懸念
そんな我が家の事情を鑑みて、今年の夏はキャンピングカーをレンタルすることにした。
移動する離れ、キャンピングカーならコドモズの音問題は解決する。
狭い秘密基地を異様に好むコドモズにとっては、広い露天風呂やボヨヨンするダブルベッドなんかよりキャンピングカーのほうがウケるだろう。
しかし、ここにひとつ新たな懸念が発生している。
それは、我われ夫婦がキャンピングカーについてまるで知らないということだ。
初心者によくある質問
キャンピングカーに対する知識などない。
あるのはぼんやりしたイメージだけ。
車の中で寝れるとかイスとテーブルがあるとか、その程度だ。
実際に使うときになって初めて、思ってもみなかった盲点が露呈するに決まってる。
今ちょっと考えただけでも、フツーに運転できるの?トイレはどうすんの?水はあるの?お風呂はどこで入るの?暑いの?寒いの?寝るときはどこに止めるの?と、「よくある質問」みたいなのがボロボロ出てくる。
キャンピングカーならではマナーもあるのかもしれない。
だ、大丈夫なのか、この旅行プラン。
まずは情報集め
このままではいかん。
事前に多少なりとも情報を集めておかねば。
というわけで本屋に行って買ってきた。

キャンプカーマガジン、Camp Car!
買ってはみたものの、この本、上級すぎる。
いや。ホント言うと、たぶんそうなんじゃないかなとは思ってた。
でもしょうがなかったんだよ。
なにしろこの雑誌、ビニールにくるまれていて中身の確認ができなかったんだもん。
自分に有益かどうかを判断するのは、表紙の情報がすべて。
うすうす察してはいたのに買ってしまった。
その判断材料となった表紙のタイトルをご紹介する。
夏のレジャー

夏を遊べ! 北海道・マリンレジャー・釣り・キャンプ
夏休みの遊びであるのは間違いないが、例として挙げられているレジャーはどれも当てはまらない。
なにしろキャンピングカーをレンタルする理由が「コドモズの音」なんだもの。
せいぜいドライブだ。
どうせなら快適に

走りを極める 快適な走りには何が必要か? シーズン前にスッキリ!
表紙のこのタイトルからしてズレている。
走りを極めたいわけではない。
「シーズン前にスッキリ」ということは、事前になにかやるということだろう。
我われの場合、事前になにかやるのはレンタル屋さんだ。
「快適な走り」はやぶさかではないが、やっぱり全体的にズレている。
初心者に刺さるワード「デビュー」

キャプテンスタッグ・ラッピングレンタカー・デビュー
前半の意味がまるで分からない。
マッチするのは部分的、「レンタカーデビュー」だけだ。
記事の中には「初めてのキャンピングカー体験記」という連載もあったが、これだってそもそも体験者がちがう。
彼らは家族でミニバンに乗り、スキーやキャンプで車中泊を楽しむという、すでにちゃんとしたアウトドア派。
走りや装備を体験した感想はあれど、「トイレはどこ?」みたいな基本的なデータはどこにもないのであった。
だ、大丈夫なのか、この旅行プラン。