ストレス
私たちはたくさんのことからストレスを受けて生きている。
身の周りはストレスだらけ。
ストレスならざるものなし、と言ってもいい。
ストレスが許容範囲を超えると心身の病気として現れ、生活に影響を及ぼしてしまう。
なにからどんなストレスを受けるかは人によってさまざまだが、誰しも早めに解消するに越したことはない。
見えないストレス
本人が自覚しているストレスならば、対応策も取りやすくていい。
うまく解釈すれば適度な刺激ととらえることができ、なにかを達成するための原動力にさえなる。
しかし、気づきにくいストレスもある。
生活の中に紛れたミニストレス。
それらはあまりにも些細すぎて、ストレスを感じるのはほんの一瞬。
そして次の瞬間には忘れてしまう。
ストレスの原因が解決していないから、次のときにもやはり同じストレスを感じることになる。
忘れてしまうからと言って侮れない。
あなたがすっかり忘れてしまっている、暮らしの中のミニストレス。
今日こそそれをハッキリさせようではないか。
ストレス① トレーのラップ
スーパーの肉は発泡トレーで売られている。
冷蔵庫を上手に使いこなすあなたなら、かさばる発泡トレーごと冷蔵庫に入れるなんてことはしないだろう。
そして生活の知恵が働くあなたなら、発泡トレーをくるんでいるラップをそのまま流用したいと思うだろう。
ところが、スーパーのトレーのラップはどういうわけかピッタリとくっついている。
どこからほぐしたらいいのかわからないほど、ラップ同士がしっかりと密着している。
ほどくためのとっかかりを探しているうちにラップは裂け、再利用不可となる。
これがストレスと言わずして、なにがストレスか。
ストレス② 冷食のフライ
手作りと既製品を要領よく使い分けるあなたにとって、冷凍食品のコロッケはおなじみのおかずだろう。
忙しい朝のお弁当作りは冷食おかずに助けられてばっかりだ。
小分けになっている冷食はペキペキしたプラスチック製のトレーに入っている。
このトレーはちょっと力を加えると、その反動ぶりがすさまじい。
跳ね返す力がすさまじい。
トレーの反動で、フライもののこぼれた衣があたりに散らばる。
分刻みで動いている朝、余計な仕事を増やすこのトレーが憎い。
ストレス③ バターの包み紙
買い物上手・お料理上手なあなたなら、バターは塊で買うだろう。
たっぷり使えてお得な、200gのあれだ。
これからあなたが作るのはなんだろうか。
オムレツかムニエルか、それともロールパンだろうか。
なんにせよ、部屋中にバターのいい香りが広がるに違いない。
それにしても、バターをくるむ銀紙。
バターにめり込んだところから必ず破れるあの銀紙。
あれはどうにかならないものか。
侮れないミニストレス
いかがだろうか。
あなたの気づいていない、暮らしの中のミニストレス。
「言われてみれば確かに!」ではないだろうか。
いくら小さいからって、こんなストレスを放っておいてはいけない。
解決しなければまた同じストレスの繰り返しだ。
そうしていつの間にか心神喪失、機能失調、なんとなくだるい‥‥そうなってからでは手遅れだ。
でも、どうしたらいいの?