私が防災士になったことを人に言わない理由とその解釈

防災気象講演会。
こういうのが開催されたら行くに決まってる。
仕事のネタがいっぱいあるに違いない。

オモシロい講話

登壇するのは、気象予報士で防災アドバイザーの花宮廣務氏。

「言われてみれば確かに!」と感じる、盲点になりがちな部分を突いた具体性のある講話であった。
ところどころにちゃんと笑いもある。

こういうのは、聞いた人が「これから帰ってあれをしよう」と実行に移しやすい。

私が目指しているのもこういうやつ。
行動につながらなければ登壇者の自己満足でしかない。

手話の同時通訳があって、そっちを見るのも忙しい。

身分は明かさず

半年ほど前に防災士になった。
自分が防災士だということは、仕事以外では使っていない。
だって、ヘンに頼られたら困るから。

「隣の吉岡さん、防災士ですってよ。」
「じゃあ、なんかあったときには吉岡さんが助けてくれるのね!」
「家の下敷きになっても吉岡さんが助け出してくれるのね!」
「洪水のときは吉岡さんが土のうを積んでくれるのね!」
「地区の備蓄は吉岡さんがしてくれてるのね!」

いや、土のうも備蓄もやぶさかではないが、地域のみなさん全員のお世話なんかできるわけがない。
つか、自分の備蓄は自分でしといてよ。

過度の期待をされちゃたまんない。
だから防災士だってことは黙ってる。

防災士が感じている災害時のプレッシャーは本人の勝手な思いこみである

防災士の仕事

しかし、花宮氏が言うには「防災士は防災通訳者」。
専門的な情報を噛み砕いて一般に広げていくのが防災士の役割だという。

行政から降りてくる情報は専門用語や細かい数字、ややこしい注釈などばかり。
それを一般の人にもわかりやすく通訳するのが、防災士の仕事のひとつ。

なるほど。
そう解釈すればずいぶんと気がラクだ。
むしろ、すでにその活動をやっている。

土のうは積まない会社

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