どうせならオモシロ参観
娘の授業参観日。
シーンとした教室でマジメに取り組む娘の姿を確認したあと、笑い声が聞こえてくる隣の教室に行ってみる。
どうせ参観するなら、楽しそうでオモシロい授業のほうがいいじゃないか。
隣のクラスは、とびきり元気でよくてムチャクチャ厳しいと評判の先生。
担当は、数学と生徒指導。
サービス満点!オモシロ授業
「せっかくの参観日なので、今日は全員にあてますッ!」
(「ハイッ!」と生徒が返事)
「ん?ありがとうございます、は?」
(「あ、ありがとうございますッ!」と生徒)
「親御さんがお見えになっているのに数式ばっかりじゃつまらんもんな!」
「我々にできるのは、全員が活躍するところを見せることだッ!」
(「ハイッ!」と生徒)
「ん?ありがとうございます、は?」
(「ありがとうございますッ!」と生徒)
中学校の先生はなぜか体育会系が多く、生徒たちは「ハイッ!」という返事がカラダに仕込まれている。
居眠りなし!オモシロ数学
文字にすると軍隊みたいだけど、実際の現場はスピード感あるれるノリノリの授業。
だからときおり、参観する保護者も巻きこんでドッと笑いが起こる。
先生のリードぶりが素晴らしい。
ひとつの問題に対して複数の考え方が発表されたとき、お互いの考えをどのように受け止めるのか。
違う考え方に触れたことは、今この仲間で授業に参加していたからこそのチャンスだ。
ガーッと勢いよく、そんなことまで生徒に伝えている。
数学は得意じゃないけど、こんな授業だったら居眠りしないで受けたいなぁ。
暑苦しい!オモシロ先生
「中学校にはとんでもなく怖い先生がいる!」という噂が、小学校にまで流れているらしいこの先生。
だけど、大人になってからことあるごとに思い出す先生は、熱くて勢いのあった先生だ。
当時は、暑苦しい先生にどう接していいのか困惑したり嫌ったり、反対にまんまとのせられたりしてたもんだ。
生徒たちにとって、この先生も、あとからジワジワと効いてくる先生のひとりになるに違いない。

やっているのは、こういうやつ。